株式会社上総創研
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コラム 発芽伊太郎の発明日記
1. 初めての特許出願・イヤホーン
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(発明・特許で悪戦苦闘してきた、全くの素人じいさまの体験を書いております。専門的な知識については発明協会の発明相談などを利用され、間違いの無いようにお願い致します。)

 闇雲に出願しても権利は取れない

 ワシが発明家を志して、初めて特許の出願をしたのはなんだったかのう。
 昔のことだで、よう覚えておらんが、確かイヤホーンに関するものじゃった。
 拒絶査定がでて特許されず、審判でも認められず、裁判までしたのじゃが特許されなんだ。結局何一つ権利を得られずに終わってしもうたが、価値ある発明じゃと、ワシャ今でも思っておる。
 今出願すれば、分割出願やらなんやら等の手を使い、何らかしらの特許は取得出来たと思うが、「ここでこういう手を打っておけば後々、拒絶審判が下ったときに有利になりますよ。」等とは誰も教えてくれんかった。
 お役所は素人に冷たいのう。
 しかし、特許庁と言うところはワシのような、どこの馬の骨ともわからん人間が紙切れを提出するだけで、「日本中でおまえだけが製造販売して良いぞ。」と独占権をくれるのだから、慣れてしまえばこんなありがたいところはないゾネ。
 しかし、何から何までが初めてというような場合、拒絶通知をもらうと、どうして良いのか途方に暮れるゾネ。
 特許庁はそれでも相談窓口があって、手続き的なことは相談にのってくれる。
 ところが、裁判所は不親切の極みぞね。
 裁判所は、本当に公正なところなのか、ワシャ不信感を持っとる。

 
パチンコ店が出発点
 ワシャ、退職してしばらくの間、パチプロのような生活をしておった。
 高尚な人のために言っておくが、日本にはパンチンコという法で認められたギャンブルがあって、日本中至る所に店を出しておる。そして、パチンコの稼ぎで生活出来るパチプロという方々が、希に存在する。
 9時半にパチンコ店まで出向き、10時の開店に備えて行列を作って並ぶ。この中の一人がワシというわけじゃ。稼げはせなんだが、大負けもせずにパチンコ生活をしておった。
 負けた、勝ったと一喜一憂している内に、なんの生産性もなく月日は流れていく。
 ワシャふと思ったんじゃ。ぼ〜うっとしてパチンコ玉をはじいているのなら、この間、英会話のテープでも流しておけば、英会話ができるようになるかもしれんとな。
 ところがじゃ、世の中でパチンコ屋ほどうるさいところはありゃせんぞネ。パチンコ玉は大きな音でジャラジャラいうし、この音に負けないように更に大音響で歌謡曲が流れておるんじゃ。
 困った。うるさくてテープどころではありゃせんぞね。
 普通なら、これは無理だなと判断するんじゃが、「この騒音の中で聞き取れるイヤホーンを作ればよい。」と考えるところがワシの偉いところじゃよ。
 偉いかどうかは別にして、とにかく、この騒音の中できちんと聞き取れるイヤホーンを作ったんじゃ。


低反発スポンジでイヤホーン。
 
パチンコ店では、前記騒音から耳を守るために耳栓をしている方も多い。(前記とは前述した内容と全く同一の内容であることを確認し、願書の記載事項を厳密にするために明細書の中でよく使う。少なくともワシャよく使う。すなわち、「パチンコ玉は大きな音でジャラジャラいうし、この音に負けないように更に大音響で歌謡曲が流れておる。」という文言を指す。前記騒音なのか、別の騒音なのか、いちいちくどくど同じ文言を繰り返しながら説明しながら明細書は書く。少なくともワシャそう書く。
 明細書の書き方と、文言の使い方については、後に回します。)
 この凄まじい騒音に対抗できる耳栓を探したところ、低反発スポンジの耳栓が一番耳にヒットしやすく、遮音性能が高く優秀ジャった。
 この耳栓と従来の突起部を耳に押し込む方式のイヤホーンを合体させれば、騒音をカットし、必要な音だけを聞き取ることのできるイヤホーンができるはずじゃ。
 やってみたガネ。良く聞こえるガネ。
 しばらく使ってみた。実にいい。良く聞こえた。しかし、英語は覚えられんかったワイ。
 使うときは、スポンジの部分を指で押しつぶし細くなったものを耳穴に挿入し、中でゆっくりを形状を復元させるンジャ。
 電車の中でイヤホーンから音が漏れるカシャカシャ音が問題になったこともあるがそれも解消出来るゾネ。
 製品化すると、特許権侵害になるかも知れない。調べて下され。
 自分で使うぶんには問題ないので、作ってみてはどうジャろうか。


 先行技術として多分アメリカからの出願だったと思うンジャが医療器具で似たものが存在しておって、特許されなかったんじゃ。(構造は全く違うもので、明細書はその構造に限定して書いていたので、構成が異なると主張したが、認められなかった。)
 残念。(続きを書くつもりでしたが、あまりにも長い間放置したため、何を書くのか忘れてしまいました。ここで終わり、別の話にいたします。)



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